乾燥や栄養不足!爪の切り方にも注意
爪が割れる・欠ける原因は複数あります。例えば、食器洗い用洗剤の使用頻度が高いと洗剤からたくさんのダメージを受け、爪が割れたり欠けたりしやすくなるほか、パソコンのキーボードをタイピングする動きも細かいダメージを爪に与え続けています。爪が栄養不足になっているとタイピングしただけで爪が割れたり欠けたりすることがあります。
その他、乾燥も爪にとっては避けたい要素です。特に冬の乾燥した空気は爪に含まれた水分も奪っていくため、肌や髪が乾燥するのと同じように爪も乾燥して傷みます。その結果、割れや欠けが生じやすくなるのです。
できるだけ爪が乾燥しないように、こまめなケアが欠かせません。ネイルオイルを爪や爪の根元に塗り込む、ハンドクリームを塗る際は爪にも浸透させるようにするなど、「爪ケア」を習慣化させるようにしましょう。
また、甘皮も定期的にお手入れをして、甘皮の中にゴミがたまらないように心がけましょう。甘皮には爪を守るという役割もありますが、甘皮が伸びすぎると爪が必要とする栄養を甘皮が奪いすぎてしまいます。爪が短すぎると甘皮が必要以上に伸びやすくなります。深爪の人や爪を噛む癖がある人は注意しましょう。
それから意外と盲点なのが、栄養不足です。爪はケラチンというタンパク質で構成されているため、体内のタンパク質が不足すると爪に十分な栄養が行き渡らず、割れたり欠けたりしやすくなります。爪が割れる・欠けるのを防ぐため、バランスのよい食事で良質なタンパク質を補い、体の内側から爪を補強しましょう。
タンパク質には動物性タンパク質と植物性タンパク質の2種類がありますが、それぞれ含まれる栄養素が違います。どちらかだけに偏らず、動物性・植物性、両方のタンパク質を摂取するように心がけましょう。
タンパク質を多く含む食材は以下の取りです。
・豚肉
・卵
・牛乳
・魚(サーモン、アジなど)
・大豆製品(豆腐、納豆、豆乳など)
・枝豆
・トウモロコシ
ビタミンEやビタミンB群、亜鉛、鉄も爪を構成しています。特定の食材に偏らず、野菜や果物を中心とした、バランスのよい食事を取ることが大切です。しっかり栄養を取り、わずかな刺激だけで爪が割れたり欠けたりするのを防ぎましょう。
正しい爪の切り方
爪の切り方が悪くて爪が割れる・欠ける人もいます。人によって爪の手入れの方法が違いますが、爪切りでバチンバチンと豪快に切る方法は注意が必要です。爪が健康な時は良いのですが、栄養不足だったり乾燥していたりすると、爪を切っただけで割れたり欠けたりする恐れがあります。
特に、サビが出ているような切れ味の悪い爪切りを使うと、爪を切るだけで爪に大きなダメージを与えます。爪切りの刃を手入れし、よく切れる状態で使うようにしましょう。切れ味が悪くなった爪切りでアルミホイルを切ったり、紙やすりで磨いたりすると切れ味が変わり、よく切れるようになります。
また、爪を切る時は直線に切り、角は爪やすりでこすって丸く整えるのが「正しい爪の切り方」です。こうすると爪を切るとき、爪に余分な力がかかりにくくきれいに仕上がります。
角を整えるのは、爪切りについているやすりでも問題ありませんが、専用の爪やすりを使うと磨きやすいです。