爪が教えてくれる病気の信号

爪が教えてくれる病気の信号

爪

爪の表面がでこぼこになっていたり、スジのようなものが入っていたり……

爪の異常を感じたら、それは病気を教えてくれているサインかもしれません。 

「爪は健康のバロメーター」なんて言われていますが、確かに爪の状態は健康状態をある程度推測することもできます。また、健康が直接原因ではない症状もあります。

今回は、よくある爪の状態とその原因についてをご紹介いたします!

※体質やその日の健康状態によって爪の異常であると見えることもあります。気になる方は医師の診察を受けられることをおすすめいたします。

 

◎健康な爪の状態は?

健康な爪の状態は毛細血管の色が透けて見えるため、全体的に薄いピンク色をしています。

爪は一日に0.08~0.12mm伸びます。爪の根元が乾燥すると、爪の形成に必要な水分や油分が充分に補給されないため、健康な爪が育成されません。

(1)ネイルプレート(爪甲):一般的に爪と呼ばれる、全体を指します。硬質ケラチンでできています。

(2)ネイルベッド(爪床):ネイルプレート下の土台部分。本来は無色透明のものですが、毛細血管の影響でピンク色に見えます。

(3)ルヌラ(爪半月):爪の根元にある白っぽい部分を指します。

 

そして爪に異常が出てくる原因として、次の4つの場合が考えられます。

1.爪自体に病気がある場合

2.皮膚の病気に伴って爪にも症状が出てきた場合

3.爪や周辺の皮膚以外の部位の病気に伴って爪に症状が現れた場合

4.病気とは関係ない外的要因の場合

 

◎早速チェック!あなたの爪の状態は?

爪の表面が白濁(はくだく)状態である

ネイルベッド(爪床)が全体的に白く濁っている状態。

肝硬変や腎不全、糖尿病などの内臓疾患の恐れがあります。

 

爪の表面が黄白色である

爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)や新陳代謝の低下、リンパ系のトラブルの他、内臓疾患の可能性があります。

※爪甲剥離症とは…爪甲が指先部分で爪床から浮き上がり、白い部分が増えたように見える状態を指します。

 

爪の表面が青紫色である

肺疾患や、先天的な疾患によるものです。青味だけではなく紫味を帯びていることが特徴です。黒っぽい紫色になっている場合は、チアノーゼ状態が考えられます。

悪性の貧血や心臓疾患の可能性があります。

 

爪の表面が青白い

貧血などにより、血色が悪い状態です。

 

爪の表面が赤色である

ピンクを通りこして赤い場合は多血症の可能性があります。ネイルプレートの下の出血による場合もあります。

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