ジェルネイルは、マニキュア(ネイルポリッシュ)などと比べてツヤツヤ、綺麗なまま長持ちするという大きな特徴があります。
しかし、長持ちするからといって何カ月もそのままにしておくと、爪に良くない影響を及ぼす場合があります。ジェルネイルの替え時の目安を知って、定期的にオフと付け替えをするようにしましょう。
【長過ぎる爪は生活に支障をきたすことも】
ジェルネイル自体は形が変わったり、暑さや水分で伸びるものではありませんが、ジェルネイルの下の自爪はジェルネイルをつけている間もどんどん伸びていきます。
自爪の伸びる速さには個人差がありますが、1日に0.1mm程度伸びると言われています。ということは、3週間で約2mm、4週間で約3mmも伸びることになります。
爪の根元からジェルネイルまでの間が2~3mmもあいてしまうとジェルネイルと自爪の境目がはっきりとわかってしまい、見た目にもあまりキレイではありません。また、ジェルネイルの境目が根元から浮いた状態では、水分や汚れが入り込みやすくなってしまいます。
さらに、自爪が伸びた分、フリーエッジ(内からはなれた部分)もまた伸びていきます。極端に長い状態の爪は、ふとした作業や満員電車の中などで自分や周囲の人を傷つける可能性もあります。このような状態になると日常生活にも支障が出てきてしまいますし、自分や周囲の人の安全のためにも、ネイルは適度な長さに保つようにしましょう。
【ジェルネイルが取れたり、浮いたりしてしまう】
ジェルネイルは、爪の表面に「ジェル」という液体を塗ったあと、光を当てて固めて定着させたものです。その接着面が何らかの原因ではがれてしまうと、ジェルネイルそのものがはがれてしまうことがあります。
例えば、コートやマフラーなど繊維質のものや、洋服のボタンなどに引っかかり、洋服にダメージを与えることもあります。
ジェルネイルを長期間つけっぱなしにしておくと、このような事態が起こりやすくなります。しかし、ジェルネイルが取れてきたり浮いてきたからといって、力任せに引きはがすことは絶対行わないように注意してください。自爪に大きなダメージを与えてしまうことがありますので、オフには必ずアセトン溶液を使うか、サロンに行ってプロにオフしてもらいましょう。
短期間で変えすぎるのもNG
「ジェルネイルはつけっぱなしにしてはいけない」という話をしてきましたが、数日~2週間程度の短期間でどんどん変えてしまうのもNGです。ジェルネイルのオフに使うアセトン溶液は、爪の保湿を担うセラミドを破壊してしまうからです。
プロのネイリストが正しい方法で行って入れば、そこまで深刻なダメージを受けることはないのですが、セルフでオフする際にアセトン溶液に浸しすぎたり、そのダメージを短期間のサイクルで繰り返したりしていると、爪はどんどん弱く、もろくなってしまいます。
セルフで行うのは、ジェルネイルの扱いに慣れてからにしましょう。