爪は根元にある爪母(そうぼ)と呼ばれる所で作られており、皮膚が角質化したものです。
ケラチンという、皮膚や髪と同じタンパク質でできています。
爪は皮膚の角質層が3層に変化し硬くなったもので、最低限の水分と脂肪を含んでいます。
根元の半月の形に白くなっている部分が一番水分を含んでいる所で、
反対に爪の先の白いところは水分が減少するため白くなっているのです。
爪は冬よりも夏の方が速く伸び、1日に約0.1mm伸びると言われています。
◎爪が割れる・折れるのは乾燥が原因?
ネイルアートのために爪を伸ばしたいのに、途中で折れてしまったり、
爪が割れやすくて弱いのでジェルネイルを楽しめないなど
ネイルアートを楽しんでいる女性の中には、このような自爪に関する悩みを持った方が多いです。
自爪が割れやすい・折れやすい・弱い原因には、さまざまなことが考えられますが
いずれも「乾燥」が大きく関わっています。
上記のような悩みを持っている人は、爪やその周囲の皮膚が常に乾燥しているために、
強度がおちて弱っているのかもしれません。
◎爪にだって水分が必要
爪というと皮膚や髪などと違って、水分が含まれていないイメージが強いですが
実際は爪にも適度な油分や水分が必要です。
乾燥するとその分だけ割れやすくなり、
それでも放置してネイルアートを繰り返していると
どんどん強度が落ち、見た目も悪くなってしまうのです。
◎爪が乾燥する原因
原因の1つ目に、ポリッシュを落とす時に使う除光液が挙げられます。
特にアセトン入りの除光液は、ラメ等落としやすくはなりますが、爪の油分も一緒に落としてしまいます。
2つ目には、水仕事で使う洗剤が挙げられます。泡と一緒に爪の水分が必要以上に奪われてしまいます。
3つ目には、栄養不足が挙げられます。過度なダイエットが原因の場合もあるので注意しましょう。
◎爪の乾燥対策
まず、除光液はアセトンが入っていないものを使うように心がけましょう。
「ノンアセトン」や「アセトンフリー」と記載のあるものが良いでしょう。
水仕事で洗剤を使うのをやめることはできないので、手袋を使うのがおすすめです。
そして必要な栄養を取りましょう。
爪はタンパク質でできているのでタンパク質はもちろん、ビタミンを摂ることで綺麗な爪になりますよ。
上記以外に大事なのは保湿です。
ネイル用のクリームやオイルを爪自体や周りにこまめに塗りましょう。
爪は血液とリンパ液によって栄養を与えられます。
血液とリンパ液は爪の成長と回復に大切な栄養を供給しているのです。
指先には血管が集中しているので、爪も皮膚同様優しくマッサージをして血液の流れを良くすれば、より効果的ですよ。